「従業員一同」と「社員一同」の使い分けはあるの?

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会社のメンバー皆で何らかの案内やお祝いなどをすることはよくあり、その際には表書きや案内状を付けるものです。

 

この時、差出人として「従業員一同」とすべきなのか「社員一同」とすべきなのか、その違いに困ってしまうことがあるかもしれません。

 

これらの表現に何か違いがあるのか、もしあるならどんな場面で使い分けをしたら正しいのかをチェックしてみましょう。

「従業員一同」でも「社員一同」でも正しい言い方

結論から言うと「従業員一同」であっても「社員一同」であっても間違いではありません。

 

どちらの言い方も相手に失礼になることはありませんし、会社のメンバー全員で送っている意味を伝えられるからです。

 

こうした表現は、自分たちの会社に属するメンバーすべてからの案内やお祝いであるということを示すもので、どちらも実際に良く用いられています。

二つの表現の使い分けとは?

どちらも正しい言い方なのですが、シチュエーションや送る相手によって微妙な使い分けがなされることがあります。

 

まず、社内の誰かにお祝いをするとか弔意を示すといった場合には、「社員一同」という表現を用いることが多いです。

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というのも、従業員という言葉はどちらかというと対外的な言い方で、お客さんに対して使う傾向があるからです。

 

サービスを提供する者として、また業務に従事している者としての総意といった印象を伝えられます。

 

ただし、それほど厳密な意味合いを持っているわけではありませんので、社内の誰かに対して「従業員」といったとしても間違いというわけではありません。

 

あくまでも習慣的な話に留まります。

 

会社によって習慣の違いというのもありますので、自社でどんな使い方をしているか一度確認してみると安心です。

 

というのも、身内に対してであっても「従業員一同」とした方が正確になるケースもあるからです。

 

たとえば、会社の中にいわゆる正社員だけでなく、パートタイマーやアルバイトといった非正規社員がいる場合です。

 

このケースでは、「社員一同」としてしまうと正社員のみがこのお祝いに加わっていて、パートタイマーなどは含まれていないという印象を与えてしまうことがあります。

 

これを避けるためには「従業員一同」とした方が分かりやすいわけです。

 

対外的にはどちらの表現でも構いませんが、やはりパートタイマーなどが多く勤務している職場では、すべてのメンバーという意味を強調するためには「社員」よりは「従業員」の方が気持ちが伝わりやすいでしょう。

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