送料小社負担と記載されていたら落丁本・乱丁本を着払いで送ってもいい?
本を購入すると、本の巻末の奥付と呼ばれる、著者や発行者、発行所などが記載されたページに「乱丁・落丁は小社までご送付ください。
送料小社負担でお取替えします」などのように、小さく記載されていることがあります。
本のページが抜けていたり、裁断されていないページがあるなどの不良品だったら、本当に「小社負担」という言葉どおり着払いで出版社へ送ってもいいものなのでしょうか?
乱丁や落丁はどうする?
購入した書店で交換してもらうか返金してもらうのが一般的かもしれませんが、本の巻末の奥付に「送料小社負担で交換します」と書いてあるならば、出版社に電話をかけて問い合わせしてみましょう。
本の巻末に出版社名、住所、電話番号などが記載されています。
記載されている電話番号に連絡し、いつ、どの書店で購入したのか、どのような乱丁または落丁なのか、できるだけ正確に本の状態を伝えてください。
送る前に交換ができるか確認しましょう。
カバーの汚れや帯の破損などは交換対象ではないかもしれません。
購入した際のレシートが取ってあれば用意しておくといいかもしれません。
担当の方の指示に従って、出版社に送付しましょう。
小社負担とあれば事前に連絡せずに着払いで送ることもできますが、マナーとして事前に連絡しておく方が親切です。
スポンサーリンク出版社に送付する際の手順とマナー
用意するのは、本が入る大きさの封筒、落丁・乱丁のある本、交換を依頼する手紙です。
事前に連絡していても、本だけ送りつけたら意図が分かりにくいかもしれません。
「送料は小社負担」とあるので、着払いを利用して、営業部や商品管理部、あるいは編集局などに宛てて送りましょう。
事前に電話でどの部署にあてて送ればよいのか確認しておくことをおすすめします。
事前に電話などで連絡せずに直接送る場合は、着払いで送るよりも、切手を貼って郵送することができます。
その場合は送料が切手で返ってきます。
封筒の宛名面に「不良本在中」や「落丁本交換依頼」と書いてください。
購入した際のレシートがあるなら、不具合のあるページに挟んで送りましょう。
同封する手紙には、自分の名前と住所、何ページにどんな落丁や乱丁があったのか、交換して欲しい旨を記載します。
手紙や封筒の宛名は「○○出版社△△部御中」とします。
「御中」は複数の相手に対して使う敬称なので、担当の方の名前が分からなくても、その部署にいる方なら誰でも良いです、という意味になります。
相手が団体であり、複数の場合は「様」は使いません。
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