とりましてはとおかれましてはの違いとは?使い方も併せてご紹介
日本人であっても、日本語の使い方について迷うこともあるものです。
「とりましては」と「おかれましては」も、迷いやすい言葉の一つです。
ここでは、この二つの言葉の違いと使い方についてご紹介します。
とりましてはの意味について
書面や口頭で、「とりましては」という言葉を目にしたり耳にしたりすることがあります。
とくに、ビジネスなどあらたまった場面で聞くことが多いかもしれません。
たとえば、「皆さまにとりまして、すばらしい一年になりますように」や、「皆さまにとりまして喜ばしいことと」などのように使います。
とりましては、相手側から見ての気持ちや状況、願いなどを丁寧に表現する際に使うと思っていると良いでしょう。
相手の立場に立って伝えたいときに使用します。
また、同じようなイメージがある「とって」についてですが、こちらも言葉の意味合いとしては違いはなく、ほとんど同じだと思っていて良いでしょう。
とりましてはととってはを比較すると、とりましてはの言葉のほうがより丁寧な意味合いがあり、そこが違います。
おかれましてはの意味について
とりましてはと同じように、「おかれましては」という言葉もよく聞きます。
おかれましてはも、改まった場面で聞くことが多く、相手に敬意を払う意味合いとして用いられることがほとんどです。
こちらも、やはり相手側に立った表現をする際に使用します。
スポンサーリンクただし、注意しなければならないことがあります。
感じでおかれましてはと書く場合、「置かれましては」という言葉は誤りです。
正しくは、「於かれましては」なので気を付けて使ってください。
この漢字は、間違いやすい傾向があります。
敬語を正しく使えることでのメリット
意味が通じれば、どのような言葉を使っても良いと思っている方もいるかもしれません。
しかし、やはり正しい意味のことがを使用し、且つ敬語が使えたほうがその人の印象が良いものになります。
特に、ビジネスシーンやあらたまった場面ではそう言えるでしょう。
初めて会う方とのやり取りの際でも、言葉の使い方でその後のかかわりにも違いがでてきてしまいます。
つまり、使う言葉の違いで、印象が大きく左右してしまうということです。
せっかく正しいことを伝えたくても、伝え方が良くない方法であれば、真面目に聞いてくれなかったり、軽視されてしまったりすることもあります。
こういったことがないように、是非敬語をしっかり覚えて安心して話したり書いたりできるようにしましょう。
敬語がきちんと使えれば、しっかりした人だと思ってもらえますし、謙虚さも伝えることができます。
もし、面白い話ができないなどの理由で自信が持てなくても大丈夫です。
聞く力を付けたり言葉遣いを学んだりしながら、コミュ力アップを目指してみてはいかがでしょうか。
とりましてはとおかれましたの言葉は、どちらも相手側に立って伝えたい時に使用するものです。
ただし、「おかれましては」を「置かれましては」と書くのは誤りなので注意が必要です。
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