ご案内、ご連絡、ご説明の違いについて
日本語にはいろんな言葉がありとても難しいものですが、ビジネスの上でも使うことが多いので相手に失礼にならないように正しく使い分けたいものです。
その言葉を使う人本人が違いを理解していないと間違ってしまう可能性があるので、それぞれの言葉の違いを理解しておくことが大切です。
ここでは、ご案内、ご連絡、ご説明の違いをまとめています。
ご案内、ご連絡、ご説明について
ご案内は、場所や道順などを知らない人をその場所へと導くことや、お客様を招くこと、物事の様子を知らせることなどの意味です。
何かを知らせる、教えるという時に「ご案内します」と使います。
ご連絡は、相手に対して連絡を確認したことを丁寧に伝える言葉になります。
よく使うフレーズとして、「ご連絡ありがとうございます。」や「ご連絡いたします。」などがあります。
「ご」をつけるのは、目上の人に情報を伝えることを丁寧に表した言葉になります。
取引先など、丁寧な対応をしなければならないようなところには「ご連絡いたします」といった謙譲語を使うと良いでしょう。
「ご連絡します」でも丁寧語なので問題はないのですが、より丁寧にと考えるなら謙譲語が望ましいとされています。
スポンサーリンクご説明は、ある事がよくわかるように述べることですが、それを丁寧に表した言葉です。
ご説明の後につく文で意味が変わってきます。
ご説明の後に「します」だと自分が説明することをへりくだって述べることで、「いたします」だと「します」よりも丁寧な表現になります。
「ありがとうございます」になると、相手がしてくれたことに対してお礼を言う場合に使います。
もっと丁寧な言い方だと、「ご説明くださりありがとうございます」や「〜いただきありがとうございます」と使います。
それぞれの言葉の違い
案内、連絡、説明についての違いをまとめると、案内は相手が望むところへ導くこと、連絡は何らかの通信手段を用いて関係する人に通知すること、説明は相手がまだ知らないこと(未知)について教えることになります。
○○へ行きたいのだけれど、行き方を教えてと言われたら「案内」、電話やメールなどで相手から何か伝えられたらそれは「連絡」になります。
会議などで提案したことを他の人にわかりやすく教えるのは「説明」になります。
○○へ行きたいがと言われて「ご説明します」ではだめですし、この案について詳しく聞かせてと言われた時に「ご案内します」とは言いません。
また。言葉の頭に「ご」をつけるのは、目上の人などに丁寧に言う時です。
親しい友人にご案内、ご連絡、ご説明とは言いませんので違いを理解し上手に使い分けましょう。
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