ご来社いただけますでしょうかとのビジネスメールの正しい返信方法は?
ビジネスメールの文面で、取引相手の方から『ご来社いただけますでしょうか』との招きの言葉がよく送られてくることでしょう。
その際にどのように返答をすれば良いのか?この「ご来社」の意味と、正しい返答について確認しておきましょう。
ご来社の本来の意味
「ご来社」とは、「来社する」という言葉に丁寧語の「御」を付け足したものです。
ですから、社外の人を自社へ招く際に使う丁寧語ということです。
実際に、ビジネスメール上で頻繁に行き来している丁寧語で、ビジネス敬語としては正しい表現です。
ご来社の他にも、イベントへ誘う場合はご来場、学校であればご来校、公民館などの開館であればご来館とします。
そして、『ご来社いただけますでしょうか』という言葉は、丁寧語の「ご来社」を敬語で表現する言葉です。
この「いただく・いただけますか」は謙譲語ですので、『ご来社いただけますか』とすると敬語の表現になるわけです。
ご来社いただけますかに対する正しい返答は
では、『ご来社いただけますでしょうか』とのご招待に対して、ビジネスメールではどのように返答すると良いでしょうか?
まず注意すべき点として、ビジネスメールを受け取ったら、必ず返信するようにします。
しかも、受信した当日に返答するのが望ましいでしょう。
なお、返答内容の判断が即座につかない場合でも、翌日には返答するか、あるいは「〇月〇日までにお返事いたします」と期限をお伝えするのがビジネスマナーです。
スポンサーリンクまた、返答メールは返信機能で送信しましょう。
件名のところに「Re:」と記入されますが、そのままにしておきます。
「Re:」の文字によって、相手も返信メールを受け取ったと分かりますし、要件も一目で分かって相手にとって好都合です。
さて、『ご来社いただけますでしょうか』の返答ですが、一般的には『お伺いいたします。宜しくお願い致します。』とします。
なお、伺う日時については、相手の都合を優先させる内容で質問すると良いでしょう。
あるいは、こちらからある程度の日時指定をさせていただき、その返答を受ける形でも問題ありません。
ビジネスメールの返答では、正しい敬語で対応することが鉄則です。
よくある間違いに、『お伺いさせていただきます。』と返答する人がいますが、これは間違いです。
この表現は二重敬語となり、文法上では敬語として機能しません。
あまりにも丁寧過ぎた敬語を並べ立てると、このような間違いに陥りやすいので気を付けてください。
ビジネスマナーとしては、あくまでも正確な表現に徹しましょう。
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