塾の講師が生徒の保護者に対して「お世話になっております」と言う必要はあるのか

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塾講師として働いている人が、生徒の保護者からの電話を受けたときには「いつもお世話になっております」と言うべきなのでしょうか。

挨拶として使われる言葉

自分が相手を「お世話」していないのに「お世話になっております」と言うことに違和感を持つ人がいるかもしれません。

 

講師として働いている場合、自分は生徒のお世話をする立場ではあっても、生徒からお世話にはなっていないと思っても不思議ではありません。

 

そうすると、生徒の保護者に「お世話になっております」とあいさつをすることに違和感を持っても仕方がないでしょう。

 

しかし、この「お世話になっております」という言葉は普段何気ない挨拶として使われることが多くあります。

 

相手をお世話していようが、相手からお世話を受けていようが何気ない挨拶の1つとして互いに交し合う言葉なのです。

 

相手から「お世話になっております」と挨拶をされたので、それに対する返事として同じ言葉を返すことはごく一般的な返答です。

 

「おはよう」と言われたから「おはよう」と返すのと同じです。

 

ビジネスシーンでも、ごく当たり前のように挨拶の1つとして使われています。

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強い違和感がある場合

ただ講師として教える立場にいると、相手は生徒ではなく保護者だとしても「お世話になっております」と挨拶をすることに強い違和感があるかもしれません。

 

このようなときには「いつもありがとうございます」や「講師の〇〇です。どうされましたか?」といった返答をしてもよいでしょう。

塾講師は生徒の保護者からお世話になってはいる

塾講師は生徒からお世話になることは多くのケースでありませんが、実は生徒の保護者からはお世話になっている一面があります。

 

講師として働くためには、生徒が通ってきてくれて費用を支払ってくれる必要があります。

 

この費用を支払う人は多くのケースで生徒の保護者です。

 

間接的ですが、生徒の保護者が費用を払ってくれるから、講師として働けて、さらに講師としての報酬が得られるのです。

 

そう考えると、講師は生徒の保護者から金銭的にお世話になっているといえるでしょう。

 

もしどうしてもお世話になっているわけではないのに「いつもお世話になっております」と言わなければならないことに強い違和感を持っているのであれば、実は自分は生徒の保護者から金銭的にお世話になっていると考えてみてはどうでしょうか。

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