年賀状に「申し上げます」が2回登場するのはしつこい!?

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新年の挨拶として送る年賀状は、日本の大切な風習のひとつです。

 

現在はメールなどで済ませてしまう方もたくさんいますが、ビジネス上の付き合いとして、年賀状を送り合うシーンはまだまだ廃れていません。

 

幼い頃からこの文化に触れてきた方なら今更困ることは無いかもしれませんが、中には大人になってから初めて年賀状を送るという方もいるでしょう。

 

そういった方々がぶつかるのが、ハガキの正しい書き方や文言です。

 

年賀ハガキの書き方は通常のハガキの書き方にも通じる部分が多々あるため、きちんと理解して、しっかりとした形式のものを送れるように、ルールや知識を学んでいきましょう。

年賀状の宛名面のマナーについて

年賀状の宛名面を書く時のポイントは4つあります。

 

1つ目は、住所の書き方です。

 

郵便物の住所は都道府県から書かなくても届きますが、特に年賀状は都道府県からしっかりと住所を書くのがマナーです。

 

2つ目は、使用する数字です。

 

縦書きで書く方がほとんどだと思いますが、その場合は漢数字を用いるようにしましょう。

 

アラビア数字は横書きの場合のみ使用します。

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3つ目は、敬称についてです。

 

個人に宛てた場合は「様」、会社や部署などの機関に送る場合は「御中」が基本のマナーです。

 

恩師やお医者様に年賀状を送る時には「先生」と書く場合もあります。

 

4つ目は、朱書きです。

 

年賀状はその他のハガキと区別するために、切手の下部に「年賀」という文字を朱書きする必要があります。

 

これがないとお正月の期間に配達してもらえないため、書き忘れのないように注意しましょう。

裏面のマナー〜「申し上げます」を2回以上使用するのは避けよう

裏面に記載する内容の構成は、はじめに賀詞を書き、謝辞を述べ、その後にお祈りやお願いを続けて書くのが一般的です。

 

謝辞や祈り、そしてお願いなどでよく使用する言い回しが「お願い申し上げます」です。

 

「申し上げます」は相手を敬う謙譲語で、目上の方に対して書く際は、この表記の仕方がマナーとなります。

 

しかし、いくら丁寧にしたいからといっても、2回以上連発するのは好ましくありません。

 

そのため、「申し上げます」の部分を「いたします」に変更すると、重複を避けることができます。

 

もし、「申し上げます」という表現を2回以上使用する文章構成になってしまった場合は、文末に来ることの多い、お願いの「本年もよろしくお願い申し上げます」を「本年もよろしくお願いいたします」に変えるとスマートになるでしょう。

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