「改めてすごいと思った」を敬語で言い換えたいなら?
他の人が達成した偉業を見て感嘆し、心から称賛したいと思うときは誰しもあるものです。
とはいえ、相手が目上の人であれば適切な敬語で自分の気持ちを言い表す必要があります。
賞賛の言葉であっても「上から目線」と感じさせてはなりません。
例えば、「改めてすごいと思った」という褒め言葉を言いたいなら、いくつかのポイントに留意して敬語を使った文章へ変換しましょう。
「改めてすごいと思った」という言葉が伝えたい思いとは
「改めて」という言葉には、「再び・再度」という意味と「初めて経験するかのように」という意味があり、どちらに該当するかに関しては前後の文脈に左右されます。
「すごいと思った」という言葉は「並外れたすばらしさ」を意味する形容詞の「凄い」と、「思う」という動詞の過去形を組み合わせたものです。
これらを勘案すると、「改めて凄いと思った」という言葉には、「並外れた素晴らしさはすでに知っていたが初めて見るかのように感嘆した」という意味になります。
相手を賞賛する率直な思いを表現するという点で、とても分かりやすい文面といえるでしょう。
スポンサーリンクとはいえ、この表現には敬語が用いられていません。
ですから、この表現をそのまま伝えることで、状況によっては相手に不快な思いをさせてしまう可能性があるのです。
「改めてすごいと思った」を言い換える適切な敬語とは
非常に親しく気の置けない間柄であれば「改めてすごいと思った」という表現で相手を称賛してもまったく問題ないでしょう。
一方、会社の上司やクライアントと話す場合には、敬語を含んだ適切な文章へと切り替える必要があります。
「改めて」という表現はそのままでも構いません。
ただ、より丁寧な響きにしたいのであれば「改めまして」にすると良いでしょう。
一方、「すごいと思った」に関しては「すごいです」や「すごいと感じました」ではなく、「感銘を受けました」や「感服したしました」などの表現を使いましょう。
「敬服いたします」という表現も称賛と驚きの気持ちを伝える点でふさわしいといえるでしょう。
「感銘」や「感服」、「敬服」に関しては、主語が相手ではなく自分になるので、「御(ご)」をつける必要はありません。
ただし、口頭でこれらの表現を用いるとやや堅苦しい印象を相手に与える可能性があります。
より無難な表現を望むのであれば「感動いたしました」を使うのが良いでしょう。
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