ホテルに「ご来館」「ご来店」どちらが正しい?

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お店などでは、「ご来店、心よりお待ちしております。」というように、「ご来店」を使います。

 

明らかにお店である場合はご来店で良いのですが、ホテルの場合、お店もありますしそれ以外の施設もあり、多岐にわたります。

 

ホテルを訪れる場合、ホテル側は「ご来店お待ちしております。」というものなのか、それとも「ご来館お待ちしております。」というものなのかどちらが正しいのでしょう。

 

明確な境界線というものは無いようなのですが、だいたい、ホテル側は一律で決めているようです。

ホテル側の言い方とは

いろんなホテルのホームページを見てみると、「ご来館いただくお客様へ」とか「ご来館されたお客様」というように、ご来館を使っています。

 

ホテルはお店だけでなく、それ以外の施設があるため、ご来店は使わないようにしているのでしょう。

 

ホテルや旅館では、「ご来館、心よりお待ち申し上げます。」という挨拶文を掲載していたりするので、ご来店はまず使わないと考えて良いでしょう。

来店と来館の違いとは

来店は、お客様に商品や食事など、物品を提供するところに入ることを言い、来館はお客様へサービスや娯楽などを提供するところに入ることを言います。

 

ホテルや美術館、映画館、図書館などは来館ということになります。

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また、これらの場所を利用するために来ることも来館と言います。

 

それぞれの言葉を丁寧に言うと、ご来店、ご来館となり、お店や施設側からお客様に来てくれることを楽しみに待っていると伝える場合は、「ご来店、お待ち申し上げます。」や「ご来館、心よりお待ちしております。」を使うことになります。

来館と似た言葉や言い換えは

来館と似た言葉には来所、来場、来社、来校、そして来園があります。

 

これらは、施設などに赴くことを言い「来る」ことを示す言葉になります。

 

また、館に来るとか来訪、当館にお越しいただくというように、館に人が訪ねてくることも来館と言います。

 

来店と来館の使い分けや来館と似た言葉はこれで理解できたでしょうか。

 

ホテルの場合は、ご来館が一般的であることを覚えておきましょう。

 

ただし、ホテルの中に入っているテナントのお店に行ったら、「ご来店」したことになるのでその違いを覚えておきましょう。

 

ホテル側の立場でお客様が来てくださることは「ご来館」と言うのが正しい言い方で、ご来店ではありません。

 

間違いやすいので十分注意しましょう。

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