「釣り銭はご容赦ください」ってどんな意味？

ギフト券や商品券を利用したときに、お釣りが返って来ない場合があります。

ギフト券をよく見てみると、「釣り銭はご容赦ください」のように記載されているはずです。

商品券やギフト券では、お釣りがもらえるときともらえないときがあります。

言葉の意味や見分け方のポイントを知っておくと、日常生活でも役立つでしょう。

商品券などに記載されていた場合、お釣りが出ないという意味です。

「ご容赦」という言葉には、手加減や情けを掛けるという意味に加えて、許しを請うという意味も含まれています。

言い換えると、「お釣りは出ないので許してください」ということです。

日常で使う場面は限られており、おもにはギフト券や商品券に記載されています。

しかしながら「差額があるのに、お釣りが出ないのはおかしい」と思う方もいるでしょう。

お釣りが出ないギフト券があるのは、法律の解釈に起因しています。

商品券やギフト券は、法律によると前払いという扱いです。

商品券などは、すでに支払いがあることを証明するために発行されています。

商品券は、団体や企業が独自で発行できるものです。

そのため、「釣り銭」を出してしまうと、誰でも現金を発行できるような状態になってしまいます。

経済のバランスを崩すことつながるため、このような措置が取られているようです。

ただし、一部の商品券には、法律によって2割ほどの金額である場合、「釣り銭」の払い戻しが認められているためお釣りがもらえます。

見分けるポイントは、商品券に記載されている注意書きを確認することです。

お釣りの出ないものには、必ず「釣り銭はご容赦ください」など、注意書きが記載されています。

注意書きは裏面に記載されていることが多いので、見落とさないようにしましょう。

商品券によっては、「釣り銭はご容赦いただいております」といった文言で、記載されている場合もあります。

この場合の「ご容赦」の意味は同じなので、お釣りはもらえません。

損をしないためには、上手な活用が大切です。

商品券の設定されているぎりぎりの金額を使えば差額が少なく、お釣りも大した金額にはなりません。

そのため、損をした気分にもなりにくいでしょう。

また、送る側の場合であれば、お釣りが出る商品券を選ぶことも選択肢のひとつです。

送る相手にも喜んでもらえるでしょう。