敬語表現で正しいのはどっち?「ご来店される」「来店される」

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お店に入ると、「ご来店ありがとうございます」や「○○様ご来店です」、「○名様ご来店されました」、「○○様来店でーす」などの声をよく聞きます。

 

「ご来店される」とか「来店される」といった言葉は、正しい敬語表現なのでしょうか。

 

最近は丁寧に言えばそれで良いというような風潮も見られ、どれが正しい敬語なのかわからなくなっています。

 

「ご来店される」や「来店される」について調べてみました。

ご来店されましたは二重敬語では?

来店に「ご」を付けてご来店、するの尊敬語が「される」なのでご来店されるというのは二重に敬語を使っているのではないかという意見があります。

 

しかし、来店するの尊敬語が「ご来店される」になり、それに丁寧語の「ました」をつなげているだけなので二重敬語ではありません。

 

二重敬語ではないけれど、ご来店されるという表現は、良いという人もいるし良くないという人もいるとされています。

 

最近では「される」が良く使われているので、ご来店されるという言葉がお店でも聞かれるようになってきました。

 

「ご来店される」というように、ご〜されるという言い方は来店される側を高める言い方になるので、敬語ではないとしている資料もあり、この言葉を使っているお店が間違っているのかもしれません。

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正しい言い方は

ご来店されるがあまり正しい言い方ではないとのことですが、ご来店を使うのであれば「ご来店なさいました」とか「ご来店くださいました」が良いのではないでしょうか。

 

来店されるについても、あまり気に留めない人もいるかもしれませんが、お店の側から言うのであれば、「来店くださいました」や「来店なさいました」と言う方が正しいでしょう。

 

来店されるというのは、来てもらう側(お店)の方を高めている言い方ですから、来てもらう側が感謝の意を込めて言うのであれば「くださいました」や「なさいました」が正しいのです。

 

最近では〜されるといった言葉がとても多く使われていて、聞いている方も特に不快に感じないのでこれが正しいのだと思い込んでいるところがありますが、正しく使われていないのが現状です。

 

まだまだこれからお店でスタッフが大きな声で「来店されました」と言っているのを聞くことがあるかもしれません。

 

お店で働く人は、今一度敬語について学ぶ機会が必要と言えるでしょう。

 

指導する人ももう一度学び直すと良いです。

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