古典の敬語の本動詞と補助動詞の見分け方

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古典における本動詞や補助動詞は一見見分けが付きにくいですが、ちょっとした見分け方があります。

 

見分け方さえ分かれば古典の文章を読みやすくなるでしょう。

 

それぞれの単語の意味や見分けるポイントをご紹介します。

補助動詞と本動詞とは何?

補助動詞と本動詞はそれぞれ敬語の動詞の種類です。

 

古典における敬語と考えるとわかりやすいでしょう。

 

本動詞はそれ単体で動詞として使える単語のこと、補助動詞は他の動詞とセットで使う単語のことを指します。

 

補助動詞の場合は本動詞とは異なり敬意だけを表す言葉ですので、単体で使う事はありません。

 

現代語に当てはめた場合、食べるという単語を言い換えると「お召し上がりになる」という言い方ができますが、「召し上がる」が本動詞、「お〜になる」が補助動詞になります。

それぞれの見分け方について

現代語と比べると古典の場合、補助動詞と本動詞は非常に見分けにくい単語もあるため、それぞれの見分け方を覚えておくと便利です。

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見分けるためにはそれぞれの単語の前に別の動詞がないかどうか見てみましょう。

 

例えば「給ふ」のように補助動詞としても本動詞としても使われる単語の場合、直前に別の単語がないか確認します。

 

「読み給ふ」のように別の動詞がついている場合は給ふは尊敬の補助動詞になるため「お〜になる」、別の単語が付いていない場合はそのまま「お与えになる」と訳します。

 

別の動詞が直前にあるかが分かりやすい見分け方ですので、悩んだ時には前後の文章をチェックしてみましょう。

古典の敬語も見分け方さえ分かれば怖くない!

古典文章はどうしても苦手意識を抱く方が多いですが、補助動詞しかり本動詞しかり見分け方が分かれば一目瞭然です。

 

紛らわしい単語として他にも「奉る」などがありますが、こちらも直前に動詞があるかどうかでどちらか判断できます。

 

どちらかわからなくなったら前後の文を丁寧に読みましょう。

 

現代文の敬語と比べると補助の部分と動詞の部分の見分けがつきにくいですが、分からなくなったら現代文に翻訳してから考えるのもおすすめです。

 

動詞が2つ並んでいると現代語訳がよく分からないことになりますので、どちらかの動詞が補助的役割としている可能性が高いでしょう。

 

古典の敬語である補助動詞や本動詞は見分け方さえわかれば紛らわしい単語も安心です。

 

現代語訳をした後に変な文章になってしまったら、どちらかは補助的役割を担っていますので1度翻訳し直しましょう。

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