仰っていただくという敬語は正しい使い方なのか

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敬語の使い方は難しいものが多いです。

 

ルールも様々なものがありますが、特に多くの人が間違えるものに敬語を重ねてしまう二重敬語があります。

 

仰っていただくという言葉は間違えた使い方はしていないのでしょうか。

二重敬語とは

目上の人と話をする際に失礼が無いようにと意識しすぎると正しくない表現を使ってしまうことがあります。

 

特に必要以上にかしこまりすぎることで起こるのが二重敬語です。

 

一つの言葉に対して敬語を重ねてしまうと失礼になってしまいます。

 

「おっしゃられる」とか「お越しになられる」という表現はすでに敬語になった言葉に「れる」を付けることで二重になってしまう例です。

 

このような表現は気付かないうちに使っていることも多いです。

仰っていただくは正しい使い方なのか

仰っていただく(おっしゃっていただく)も二重の表現になってしまっているように見えます。

 

しかし、これは正しい表現です。

 

この言葉の中にはおっしゃるといただくという2つの言葉が入っています。

 

そして、それぞれが尊敬語と謙譲語であるために二重表現に思えます。

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しかし、一つの言葉に対して重ね得るのではなく、それぞれ違う種類の敬語が使われているので正しい使い方ができています。

 

仰っていただくというのは、自分に対して言葉を言ってもらうという状態であるために自分がへりくだる表現にするために謙譲語が用いられています。

 

しかし、自分をへりくだらせるのではなく言葉を発している相手を立てる場合には「仰っていらっしゃる」という表現をします。

 

これは仰るといらっしゃるという2つの敬う意味の言葉を使っていますが、同じく1つの単語ではなく2つの言葉を合わせているため二重表現にはならず、正しい使い方のできている言葉なのです。

正しい使い方をするためにも言葉にたくさん触れよう

目上の人と話をすると緊張するから話したくない、敬語が分からないと思われたくない、と思う人も多いです。

 

しかし、正しい言葉を覚えるためにはたくさん話して経験を積むしかありません。

 

話をしながら周囲の人の言葉を聞くことも勉強になります。

 

言葉がきれいな先輩が近くにいたら一緒に話したり、ほかの人との会話に耳を傾けたりして敬語の使い方を勉強する機会を設けてみましょう。

 

仰っていただくというのは相手を敬った正しい使い方のできている言葉です。

 

敬語は難しい表現が多いですが、積極的に目上の人と使って話す機会を作ったり、言葉のきれいな人の話している言葉をよく聞いたりすることで正しい知識が身につけられます。

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