敬語の私としてはの使い方は?
自分の意見を述べる際に便利に使えるのが「私としては」という言葉です。
私としてはという敬語はどのような使い方がベストなのか、実際に利用する際の注意点と合わせてご説明します。
私的にはという言葉は敬語ではない
自分の考えを述べる際に「私的には〜」と始める方もいますが、こちらは敬語ではありませんのでNGです。
「私は〜と考えます」というように端的に述べるか、「私としては〜と思います」というように、としては、という言葉を間に入れましょう。
としては、と言う言葉は私だけではなく、弊社やこちらなど別の言葉にも使えます。
「弊社と致しましては〜」というように会社の考えを代表して述べる際、お相手が目上の方やお客様であればこちらの使い方が便利です。
誤って「当社的には」など使ってしまわないように気をつけましょう。
私としてはの読み方
私としてはと言葉で使う際には、「わたし」よりも「わたくし」と読んだ方がより丁寧です。
わたしでも敬語として成立はしますが、目上の方やお客様などに使う際にはわたくしを使った方が自然でしょう。
ビジネスシーンでは特にわたしよりもわたくし読みの方が理想的です。
スポンサーリンクまた私としてはと言う言葉は正しくは「私としましては」が丁寧な言い方になりますので、よりへりくだる必要がある際にはこちらを使うのも良いでしょう。
上客などより一層丁寧な言葉を使う必要がある場合には、少し長いですがこちらの言葉を使うのがおすすめです。
メールなど文章での使い方に注意!
メールなど文章で使う際には「私としては」という言い回しはあまりしません。
敬語としておかしくはないのですが文章ではあまり見かけないため、「私個人としては」というように一個人の意見である事を強調した言い回しをした方が無難です。
こちらの言い回しは交互としても使えます。
こちらの文章を入れる事で決定権が自分にはないということを強調する事ができます。
お客様から何らかの問い合わせを受けた際に、上司に判断を仰がないと返答がしづらいという場合はこちらの言い方を使うと便利です。
使い方を間違えてしまわないようにシーンに合わせて言葉を選びましょう。
私としてはという言葉は敬語として使いやすいですので、自分の意見を目上の方やお客様に述べないといけない時に活用すると良いでしょう。
「私と致しましては」という言い方をするとより丁寧な使い方になります。
誤っても、「私的には」などを使わないよう気をつけて下さい。
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