高校に満期退学ってある?満期退学と中途退学の違い

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履歴書への退学に関する記載方法を調べていると「満期退学」という退学がありましたが、「中途退学」と違いがあるのでしょうか?

 

また、高校に満期退学があるのでしょうか?

 

結論的には、中途退学と満期退学には違いがあります。

 

そして、高校に満期退学はなく、高校退学は、中途退学になります。

満期退学とは?

履歴書で「大学院博士課程満期退学」という記載を目にすることがあります。

 

満期退学とは、大学院博士課程で修了に必要なすべての単位を取得しているが、論文審査を通過できず退学することをいいます。

 

つまり、満期退学とは大学院博士課程でのみ存在する退学の形態です。

 

この背景には、特に文系大学院で、博士課程在籍中に博士論文審査に通ることが少なかったことから、退学して就職後、論文を提出し博士号を取得するということが多かったことがあります。

 

しかし、「満期退学」は日本国内では博士課程の単位取得済とそれなりの評価がされますが、外国での評価は博士課程「中退」です。

 

満期退学をした場合の最終学歴は修士課程修了となりますが、履歴書上には、「満期退学」と記載することで採用担当者に博士課程の必要単位は取得済であることが伝わります。

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中途退学とは?

一方、中途退学とは、自発的、病気、学費が払えないなどの様々な理由から就学を続けられず、修業年限や単位を満たすことなく卒業、修了前に学校をやめることをいいます。

 

退学には、自ら退学が選ぶ自主退学の他、非行や犯罪、留年などにより生徒に非があり学校側が退学を言い渡す懲戒退学、学校が廃校や閉校、また生徒が亡くなってしまって通学できなくなった場合は自動退学と呼ばれます。

高校退学は中途退学となります、満期退学との違い

「満期退学」というのは、大学院博士課程における特殊な退学であり、高校や大学の退学には満期退学はありません。

 

たとえ高校を留年し3年以上在学したとしても卒業前に退学した場合は、「中途退学」となり、最終学歴は中学卒業ということになります。

 

また、文部科学省が行っている高等学校卒業程度認定試験というのがあり、こちらの試験に合格すると高等学校を卒業した者と同等の学力があることが認定されますが、最終学歴が高等学校とはなりません。

まとめ

満期退学と中途退学には違いがあります。

 

その違いは、満期退学は大学院博士課程でのみ存在する退学の形態で、修了に必要な単位をすべて取得済で論文審査が通らず退学した場合に使用されます。

 

中途退学は修業年数や単位を満たさずに退学した場合使用されます。

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