冷風機の仕組みとは?窓は閉める方がいいの?

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夏の家の中というのは熱がこもって、とても不快な気持ちになります。

 

そこで人気が高まっているのが冷風機です。

 

扇風機ともエアコンとも違う、この家電の仕組みはどうなっているのでしょうか?

 

そして、使う時には窓は閉める方が涼しいのか、逆に開ける方が良いのでしょうか?

 

快適に過ごすためのコツをチェックしてみましょう。

冷風機のメカニズムとは?

この家電をより効果的に使うためには、まずメカニズムを知る必要があります。

 

これは気化式冷風扇と呼ばれることもあって、水が蒸発する時に気化熱を奪う原理を応用したものです。

 

水は蒸発する時に周りの熱を奪う特性がありますので、ミストを浴びると涼しく感じるものです。

 

これを応用して、水を細かい粒子にした後、ファンで部屋に送ることで周囲の温度を下げるのです。

 

そのため、扇風機のように単に風を当てて体感温度を下げるのでもなく、エアコンのように物理的に冷たい風を送るものでもありません。

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冷風機の使用中窓は閉める方が効果的なのか?

こうしたメカニズムを知ると、より効果的な使用法が分かります。

 

冷風機は水分を放出しますので、部屋を閉め切った状態にしておくとどんどん湿度が高まってしまいます。

 

そして、湿度が高いと蒸発しづらくなり、気化熱を奪って温度を下げる効果は薄れていきます。

 

こうしたことから、窓は閉めるのではなく開けたままにしておく、もしくは定期的に窓を開けて換気をする方が効果的なのです。

 

また、湿気が上がるとジメジメとした状態になりますので、室温が同じでも不快感は増します。

 

こうしたことからも、窓は閉めるのではなく開放した方が良いのです。

製品の仕組みに注意

基本的には、このように冷風機は水の粒子をファンで送り込むことで、室内の快適さを作り出す仕組みです。

 

しかし、「冷風機」という名称で販売されている製品であっても、違う仕組みを用いていることがあります。

 

ほぼエアコンと同じ原理で、空気をフィンとコンプレッサーで冷やして、冷風を部屋に送っているのです。

 

この場合は、湿度は関係ありませんので、窓は閉めたままの方が部屋を涼しく保てます。

 

この二つの違いは、機械に水を足すかどうかというところと、出てくる風が湿気を帯びているか乾燥しているかという点です。

 

水を入れて使う必要があり、風に湿気を感じるのであれば窓を開けて使い、そうでなければエアコンと同じように閉め切って使った方が良いのです。

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