バラには自根苗があるのか?なぜ接木苗が多い?
お店に並んでいるバラは接木したものばかりですが、自根苗はあるのでしょうか?
バラは日本の環境に合うように接木苗で育てられたものが多くなっています。
自根苗のままでは、なかなか大きくなりません。
成長も早く強く育つ接木苗が選ばれています。
しかしお家で繁殖したものや原種は自根苗が多いです。
バラの自根苗ってあるの?
自根苗とはタネから育てた苗のことです。
接木苗とは地上になったものと地下でなった根の茎をつなぎ合わせてできた苗のことです。
日本で売られているバラは接木苗がほとんどです。
これはバラが日本の環境に合うよう日本の野生のバラに接いでいます。
そうすることで早く成長することができます。
またアメリカでは自根苗が盛んで寿命も長いとされています。
その国の気候や環境によってバラにも向き不向きがあることが分かります。
自根苗・接木苗のメリット
自根苗のメリットは、価格が安いので始めての方や、たくさん植えたい方におすすめです。
接木苗は病気などに強く、成長も早く野菜などであれば収穫期間も長いのでたくさん獲ることができます。
一方で自根苗より高価になってしまいます。
スポンサーリンク接木苗がなぜいいのか
では、なぜ自根苗よりも接木苗のほうが良いとされているのでしょうか。
接木苗は病気に強い根の上に他の品種をくっつけた苗です。
接木苗で育てると、上にくっつけた植物の実を収穫することができます。
夏野菜に多く使われていてナスやトマト、キュウリなどが売られています。
タネから育てた苗そのままの自根苗に比べるとこうした手間がかかっているので高値になってしまいます。
しかし病気に強い根を持っていたり、過酷な環境でもよく成長しますので成功しやすく、初心者であれば間違いなく接木苗を選ぶと良いでしょう。
またお店で選ぶときには、元気で茎がしっかりしているもの、害虫が付いていないものを選ぶようにしましょう。
自分にあった苗を選びましょう
バラは自根苗でもありますが、日本のお店に並んでいるものは接木苗がほとんどです。
それはバラが日本で育っていくように考えられた結果です。
自家農園で育てる場合は自根苗でも育てられないことはありません。
自根苗、接木苗ともにメリット・デメリットがあります。
植物の向き不向きもありますが、迷った時には強く育つ接木苗を選んでおくと間違いはないでしょう。
ゆっくり育てたいという方には、自根苗がいいのではないでしょうか。
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