綴じ込み付録はどんな付録?

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雑誌を購入すると、「綴じ込み付録」と呼ばれる付録がついてくることがあります。

 

これは、購入した人しか見ることができないように、綴じ込まれているのが特徴です。

 

何がどんな風に綴じ込まれているのでしょうか?

綴じ込み付録の目的は販売促進

綴じ込み付録は、雑誌を購入した後でしか中身を見ることができません。

 

中に素晴らしい付録がついていると考えるとワクワクしますし、付録の中身を見たいから雑誌を購入するという人も少なくないでしょう。

 

つまり、購入する前からどんな付録がついているのかを見せるのではなく、ざっくりとした内容だけを知らせて購入する人の期待をあおるのです。

 

綴じ込み付録は、販売促進のためのグッズと言えるでしょう。

 

綴じ込み付録は、さまざまなジャンルの雑誌に活用されています。

 

子供の教育的な雑誌なら自宅にハサミがあれば簡単に組み立てられる工作キットが綴じ込み付録になっていたり、美容系の雑誌なら新作の香水の香りを楽しめたり、人気のアイシャドウやリップのサンプルが入っていたりなど、内容は多種多様です。

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他人に触れられている心配がないため、購入する人にとってはその点でも安心感があるでしょう。

 

近年では、綴じ込み付録の内容がとても豪華になっています。

 

例えば、雑誌とブランドがコラボ開発したポーチやスキンケアの試供品がついていることもあります。

 

こうした豪華な付録だと、雑誌よりも付録を目当てに購入する人もおり、どんな付録をつけるかによって雑誌の売り上げも大きく変わります。

綴じ込み付録は書店が手作業で行う

雑誌の付録にはいくつかの種類があります。

 

雑誌と同じサイズの収納ケースを雑誌と一体化して、別添として販売するタイプもあれば、雑誌の中に付録を挟み込む、綴じ込み付録タイプもあります。

 

綴じ込み付録の場合には、雑誌を販売する書店に到着してから、書店のスタッフが手作業で、雑誌の中に付録を挟み込む作業をしていることが多いです。

 

読者にとっては付録が雑誌購入のモチベーションアップにつながるわけですが、書店の販売員は書籍の販売以外に、こうした綴じ込むための作業に労力と時間を費やさねばなりません。

 

この点で、綴じ込み付録は書店にとってはあまり嬉しくないと言えるでしょう。

 

読者をワクワクさせてくれる綴じ込み付録ですが、近年では付録だけがネットのオークションなどで転売されていることもあります。

 

今後、出版業界が向き合わなければならない課題です。

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