新聞の欄外にある複数の色のマークは何のため?

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毎日のように読まれる新聞は、誰にとっても見やすく、魅力的な紙面とするのに、さまざまな努力と技術が必要とされています。

 

その一つの象徴とも言えるのが、新聞の欄外に印刷されている複数の色のマークです。

 

これが一体どのような意味を持つのか、新聞印刷ではどんな技術が使われているのかをチェックしてみましょう。

新聞の欄外に印刷された色の役割

新聞をよく見ると、どのページにも欄外に、4色程度に分けられたマークが印刷されていることに気付くはずです。

 

通常は紙面の下にありますが、新聞によってはサイドに印刷されていることもあります。

 

マークの形も様々で、ダイヤモンドや丸、線といった違いが見て取れます。

 

これは「カラコンマーク」とか「色玉」と呼ばれ、カラー印刷の品質管理をするためのものです。

 

紙面のカラーの部分、特に写真などの画像をきれいに印刷するためには、4色にカラーを分解し、ドット状に配置して印刷する必要があります。

 

これらのカラーの組み合わせと適正な発色によって、正確で魅力的な画像印刷ができます。

 

それぞれのインクが正しくカラー表現ができているかを分けて見るために、それぞれのカラーをカラコンマークとして欄外表示しているのです。

紙面印刷の技術

一般的な雑誌や書籍と比べ、紙面印刷はとても難しいです。

 

というのも、書籍よりも薄い紙を使っていますし、色合いも真っ白ではありません。

 

そして、毎日短時間で印刷しなければならず、状況をイメージしやすいように鮮やかなカラー写真を掲載する必要もあります。

 

また、日本は気温や湿度の変化が非常に大きいので、紙やインクの状態が気候条件によって日ごとに変わります。

 

こうした難しさがある中で、いつも安定した品質で印刷をするためには、高い技術と経験とノウハウを豊富に持つ、いわば職人の努力が求められます。

 

カラコンマークという欄外印刷により、印刷のプロが毎日の状態の変化を見極め、適切なインクの配分量などを決めることができるわけです。

 

実際に、日本の新聞印刷の技術と品質の高さは世界でもトップクラスとされていて、高い評価を受けています。

 

特に微妙な色の表現をする点では、その技術が巧みに使われています。

 

新聞の文字や見出しは完全なブラックではなく、グレーを使っていることが多いです。

 

そのグレーも、内容やフォントによって微妙に濃淡を変えています。

 

こうした微妙な色使いができるのも、こだわりを持つ印刷の職人の技術がなせる業と言えるでしょう。

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