鋳鉄管をスクラップしたい!処分費の相場はいくらくらい?

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解体工事や建設現場から出てくる不用品の処理などでは、通常の作業費用に加えて処分費用を考える必要があります。

 

それぞれの素材や形状、大きさ、加工内容などによって処分方法が変わることが多く、それに伴って処分費にも差が出てきます。

 

しかも、ほとんどの場合、こうした処理費用は高額になりますので、できるだけ安くできる場所を見つけることは大事です。

 

そこで、鋳鉄管の処分費用の目安を知り、どのくらいの予算を組んだら良いかをチェックしてみましょう。

鋳鉄管について

鋳鉄管とは、水道管で使われることが多い金属製のパイプのことです。

 

原材料としてはねずみ鋳鉄という金属を使っているもので、強度が高いうえに延ばして加工しやすい性質を持っているため、水道工事に使いやすいという特徴があります。

 

社会インフラとしてどうしても欠かせない水道管に多用されているため、当然鋳鉄管は非常に多くの場所で見られます。

 

とはいえ、現在はより強度や加工性能に優れたダクタイルタイプの金属管が開発されていますので、鋳鉄管が水道管として新設されることはありません。

 

強度の高い鋳鉄管ですが、当然年数が経過すれば劣化が進みますので、新しいパイプと交換する必要があり、現在多くの地域で交換作業がなされています。

 

そのため、このパイプの処分ニーズも高くなっているわけです。

鋳鉄管の処分費用について

こうしたことから、金属のスクラップを扱える業者の多くが鋳鉄管の処分を実施しています。

 

相場としては、1トン当たり2万円台というところです。

 

ただし、持ち込む数量や形状、地域によっても目安額が変わってきますので、事前に確認した方が良いでしょう。

 

また、通常の金属製品よりも鋳鉄管の処分費用は高くなる傾向があることも覚えておきましょう。

 

というのも、この種のパイプはギロチンシャーという大型機械で一気に処理するのが難しく、ガス溶断を使って手作業で切断をしてから処理をしなければならないからです。

 

手間がかかる分、処分費の相場も高めとなっているのです。

 

ただし、内容によっては処分費がかなり浮くこともあります。

 

材質の状態が良く良質のリサイクルができると判断される場合です。

 

作業工賃などがかかりますが、リサイクルによる買い取り代金の分が相殺されますので、より安い費用で処理してくれることもあります。

 

このように、鋳鉄管の処分費は状況によって変わりやすいものですので、あらかじめ業者に確認して費用をチェックしておくと安心です。

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