高校で一度でも厳重注意を受けると推薦は無理?推薦を受けたい時の注意点

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大学受験において、推薦入試ではほぼすべてのケースで学力検査はなく、高校側からの調査書や推薦書、当人が受ける面接や作文で合否が決まります。

 

推薦入試の合格内定は一般選抜よりも早いことから、いち早く受験勉強から抜け、有意義に過ごせることも魅力の推薦入試ですが、もしも過去に一度でも「厳重注意」を受けていた場合、推薦入試は可能なのでしょうか。

高校で厳重注意を受けると大学推薦は無理?

結論から言えば、その高校の指導体制・教師陣次第です。

 

規律に厳しい高校であれば、停学を受けたならば確実に推薦入試は不可能だったり、頭髪や衣服指導を度々受けていた場合にも推薦が貰えなかったケースもあります。

 

事前の高校での学内審査を通過する前に厳重注意があった場合、推薦が貰えない可能性は高いものの、「既に学内審査は通っている」「状況として情状酌量の余地がある」等の事情によっては調査書に記載されない可能性もあります。

 

しかし一発で取り消しという事態も起きうる以上、軽々しい振る舞いをしていい期間とは言えません。

 

この「厳重注意」とは高校が出来る「懲戒」の1つです。

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処分が重い順に退学、停学・謹慎、そして訓告と並び、厳重注意はこの「訓告」に当たります。

 

名前からして、厳重とついても単なる注意と思われがちですが、訓告は「教育委員会への報告(公立高校)」「受験・就職時に学校側が作る調査書(内申書)に記載される」など、公式の記録として残るれっきとした処分です。

推薦は無理でも、一般入試に影響はない

それでは一度でも懲戒を受けてしまうと希望の進路は断たれてしまうのか、と言われれば、「多くの場合は一般入試なら問題ない」という答えになります。

 

一般入試の合格基準は「合格最低点を超えるか否か」がほとんどであるからです。

 

しかし「多くの場合」とつけたように、一部の大学では調査書を点数化するケースがあります。

 

これによる減点、もしくは加点が少なかった場合には、一般入試であっても合否に影響が出てしまいます。

 

当然ながら学力試験で合格点ギリギリだったのなら、調査書の内容が合否を分けます。

 

そうした調査書による加点が行われるかどうかはクローズドな情報では無く、大学の募集要項に記載がされています。

 

意図的であれ、そうでない場合であれ、厳重注意を受けてしまった時にはこうした募集要項の記載も進学する大学を決める際の判断基準の1つとしましょう。

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