頭金と保証金の違いって何?

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住宅の購入や賃貸契約をする際にいろいろな専門用語が出てくるでしょう。

 

その中でも、頭金や保証金はしばしば出てくる言葉です。

 

何となくどこかで聞いたことがあるけれどもそれぞれどのような意味なのか、違いはどこか、よくわからないという人もいるかもしれません。

頭金とは何か?

頭金とは、マイホームを購入するにあたって、住宅ローンを組む際に出てくる言葉です。

 

住宅ローンを組む際に全額借り入れるケースはあまり多くないでしょう。

 

マイホームの代金から住宅ローンによる借入額を差し引いた部分が頭金です。

 

自分の貯蓄からねん出する方法もあれば、両親など親族から資金援助を受けて用意する場合もあります。

 

一般的に、売買契約を交わして引渡しまでのタイミングで支払いの手続きします。

保証金とは何か?

保証金とは、賃貸契約を交わしたときに発生する初期費用の一つです。

 

大家さんなど、賃貸物件のオーナーに預けるお金です。

 

家賃の滞納があった場合にはこちらから家賃相当額が充当されます。

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また、部屋を出ていくときに借主の過失で修繕が必要になった場合も、その費用をこの中からねん出します。

 

この保証金という言葉は関西地方で主に使われ、その他の地方では「敷金」という言葉がしばしば使われます。

 

敷金とほぼ同じ意味と考えていいですが、もしかすると地方によって独自のルールや慣習があるかもしれません。

 

後々トラブルにならないように、契約するときにきちんと条件などを確認しておきましょう。

両者の違いは?

頭金と保証金や敷金との違いですが、まず使用するシチュエーションが異なります。

 

前者は住宅を購入するにあたって住宅ローンを組む場合、一部代金を支払うときに用います。

 

後者は、賃貸物件を借りる際に使われる用語であるところが異なるポイントです。

 

また、両者には返金のあるなしにも違いが見られます。

 

頭金は代金の一部を支払うので後々返金されることはありません。

 

一方、保証金や敷金は代金の支払いではなく、大家さんに預けたお金になります。

 

もし家賃滞納や原状回復工事をはじめとして預けているお金を使わなかった場合は、退去する際に返金されます。

 

ただし、返金にあたっての条件でよく大家さん側とトラブルになることがあります。

 

借主には現状回復の義務がありますが、経年劣化による変化の場合これは不可抗力なので現状回復の義務はありません。

 

しかし、経年劣化の現状回復のために保証金が使われてしまうこともあるので注意が必要です。

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