「どうですか」という言葉の品詞の種類や意味

スポンサーリンク

日本語には漢字やひらがながあり、状況によって使い分けることが必要です。

 

さらに尊敬語や謙譲語、丁寧語などの敬語表現もあり、そのような敬語表現は学校生活やビジネスシーンにおいて正しく使うことが大切です。

 

何気なく「どうですか」という言葉をよく使うかもしれませんが、この言葉にはどんな意味があるのでしょうか。

「どうですか」という言葉の成り立ち

「どうですか」という言葉を品詞ごとに分解すると、「どう」という品詞と「です」という品詞に分けることができます。

 

「どう」の品詞は副詞で、「どのように」という言葉を圧縮した表現になります。

 

「です」の品詞は助動詞で、どんな様子であるかを示す丁寧な言葉のことです。

 

この「です」という品詞を疑問形にすると「ですか」という形になります。

 

そのため、「どうですか」という表現は、どんな様子であるかを尋ねる表現のことです。

敬語として使うことができるか

「です」は丁寧な表現なので、「どう」という副詞にくっつけることで丁寧なニュアンスを出すことができます。

 

例えば、「明日どう?」と尋ねるよりも、「明日どうですか?」と尋ねる方が丁寧であると言えます。

スポンサーリンク

しかし、ビジネスシーンなどにおいては、この表現だと敬語表現としては不十分です。

 

もしも相手の様子を伺いたい場合には「どう」という言葉の代わりに「いかが」という言葉を使うことができます。

 

そして、「です」という言葉をさらに丁寧に表現した「でしょう」という言葉を使います。

 

これらを合わせて考えると、目上の人に様子を尋ねる時には「いかがでしょうか」と聞くのが正しい敬語表現であると言えます。

 

過去形であれば「いかがだったでしょうか」が良いでしょう。

 

加えて大切なのは、何について聞いているのかがハッキリわかるようにします。

 

漠然と「いかがでしょうか」と聞いても、相手はピンとこないかもしれません。

 

具合について尋ねているのか、仕事のことについて意見を求めているのか、文脈で理解してもらえるように使うことが大切です。

「どうですか」という表現を使うことができるシーン

「どうですか」は「どう」という表現よりも丁寧な言い方ですが、ビジネスシーンなどで目上の人に対して使うのはふさわしくありません。

 

同期やすごく親しい間柄の先輩などには用いることができるでしょう。

 

もちろん、丁寧な言い回しなので、友人に対して使っても全く問題はなく、むしろ社会人としてとても丁寧で品のある話し方と言えるでしょう。

スポンサーリンク