蛾や蝶はいったいどんな食べ物を食べているの?

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■蛾や蝶にとっての食べ物
虫がどんなものを餌にするのかは、その種類によってさまざまです。

 

それでは蛾や蝶などは、いったい何を食べているのでしょうか。

 

蛾と蝶について分けて考えている人も多いのですが、この2種類の生態に大きな違いはありません。

 

食べ物としているのは、花の蜜になります。

 

正確には花の蜜だけではなく、花粉樹液、ほかには果汁などもありますが、基本的には共通しているものです。

 

ちなみにこれは成虫の場合であって、幼虫の時には餌にしている食べ物も変わってきます。

 

多くの場合は植物の葉や実などを食べており、成虫になるためのエネルギーを蓄えています。

 

逆に成虫になってからはそこまで体を育てる必要がないため、花の蜜などの食事でも問題ないのです。

 

中には成虫になった段階で口が退化しており、食事をとることなく生きているタイプもいます。

 

それこそ水分すら取らず生きているのですが、そういう種は短命です。

 

何を目的にして生きているのかと考えさせられてしまうこともありますが、ここではそういう生き物なのだと考えるようにしてください。

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蛾や蝶はどうやって食事をするのか

基本的に食べ物が液体やそれに近いものになっている成虫ですが、その口は口吻(こうふん)と呼ばれるストロー状の形をしています。

 

それを使って餌を食べるので、必然的に液体状のものになるのです。

 

蝶はともかく蛾に関しては、そのイメージから花の蜜を吸う姿を想像できないという人もいます。

 

だけどホウジャクという蜂に似た見た目をしている蛾の場合は、花の前でホバリングして蜜を吸うなど、ほかの種類と比べてもかなりイメージの異なる食事シーンを展開しています。

 

ここまでどんな食べ物で生きているのかについてまとめてきましたが、その特徴を知ることで虫への対策がしやすくなります。

 

外で見かけるならともかく、室内に入って繁殖されたら困ると考えている人なら、餌になるものを取り除けば対策になるので安心してください。

食べ物を知ることで対策もできる

色々なところに卵を産んで繁殖する虫ですが、やはりその近くに餌となるものがなければ育つことができず、そのまま死んでしまいます。

 

また幼虫が育つために不十分な環境だと判断されれば、どこかほかの場所で卵を産むことになるので、それだけでも対策としては効果的です。

 

苦手なものについて勉強することは、決して楽しいものではありません。

 

だけどその対象に関する知識を身につけることによって、いざという事態にもしっかりと対応できるようになるのです。

 

虫の対策をするなら、まずはその虫を知るところから始めてください。

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