売上高を表すのに適切なのは「大きい」それとも「高い」?

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企業の経営基盤の健全性を判断する材料の一つが売上高です。

 

企業の売上を見ると、企業が開発もしくは販売している商品やサービスの人気の高さが窺えます。

 

ところで、売上高を表すのに「高い」とか「大きい」といった言葉を使うことがありますが、どのように表現するのが正しいのでしょうか。

売上高の意味

売上高とは、自社が販売する商品もしくはサービスを売った金額のことを指します。

 

例えば、A社が販売している化粧品を免税店で販売する場合、顧客が商品を購入する際にお金を支払います。

 

販売した商品の対価としてお金を受け取ることで、「売上」が発生します。

 

売上は、商品やサービスを売れば売るほど増加します。

 

この売上の総額のことを売上高と呼びます。

 

売上高は、単純にその企業が販売した商品の総額を表すことがありますし、商品別の売上高を計上することもあります。

 

部分的な売上に対しても、「売上高」を使うことができます。

 

売上の推移を見て、マーケティング戦略を立てるのに役立てることも可能です。

売上高をどのように表現すべきか

ところで、売上を表すのに「高い」を使うか、「大きい」を使うか、迷ってしまうかもしれません。

 

そもそも売上「高」という言葉を使っているので、そのまま使ってみると、少し違和感があることに気づかれると思います。

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「高い」を使う場合

基本的に「高い」という言葉をお金に対して使う場合は、商品やサービスの値段に対して使うのが一般的です。

 

「このお弁当の値段すごく高いね!」というように、モノの値段が高い場合は、自然に「高い」という言葉で表します。

「大きい」を使う場合

もう一つの「大きい」という表現は、値段に対しては使いません。

 

具体的には対価として扱えない金額に対して使うのが「大きい」という表現です。

 

例えば、株式の取引で差益が発生した場合、その金額の度合いに応じて「大きい」と表現します。

 

この場合、「高い」という言葉は使われません。

結論

このことから、売上高という言葉に対しては、「大きい」という言葉を使うのが妥当であるとわかります。

 

ネットの記事を見ていると、よく「高い」という表現が使われていることもあります。

 

読んで違和感がなければそのまま使うこともできるのかもしれませんが、校正をしっかりしている記事では「大きい」という表現が使われています。

 

このことを覚えておくと、恥をかかずに済むかもしれません。

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