決算期は経理部門だけでなく社長も忙しいものなのか?

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企業活動というのは、一年の中でもそれほど業務が集中しない時もあれば、かなり忙しい時期もあります。

 

たとえば経理部門が最も忙しいのは、やはりすべてのデータをまとめて税務処理を行う決算期でしょう。

 

この時期は当然経理部門のスタッフは他の時期よりも作業量が増えますが、同じように社長も忙しいものなのでしょうか?

 

決算のために社長がどんなことをしているのかを確認してみましょう。

 

それにより決算時期にどんな苦労をしているかを知ることもできます。

決算期は社長も忙しいことが多い

ほとんどの企業では、決算期は経理部門の社員と同じように社長もかなり忙しいものです。

 

まず、社員数が少ない企業だと通常の経理スタッフでは決算処理の業務が追いつきませんので、社長自ら作業を行うことがあります。

 

このケースでは単純に通常の経営業に加えて、書類作成や税務関連処理をすることになりますのでかなり煩雑な日々を過ごすことになります。

 

社員数が十分に確保され経営者自ら作業をする必要がないところでも、やはり決算期は忙しいものです。

 

というのも、経営者として会社の決算状況は確実に把握しておかないといけないからです。

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期末までの収支状況や、次の年度の予測、資金調達といった仕事があります。

 

なによりも、経営者は現状を知り分析することで事業計画を立てるという本来業務がありますのでデータ収集だけでも大きな作業となります。

 

そしてそのデータを前にして、これからどのように事業を拡大したり改善したりするかを計画しなければなりません。

 

銀行との付き合いがあるなら、決算期に報告をして来期の資金調達計画を立てていきます。

 

そのための計画書を作ったり関係者との話し合いをしたりしますので、いろいろな業務が増えることになります。

決算に関する業務について

経理部門の場合、決算期は関係書類を処理していくという作業がほとんどです。

 

しかし、社長の場合は経営に関する様々な決定をすることも求められます。

 

たとえば、決算状況に応じてその年のボーナスの額を決定したり、仕入れ量を調整したりすることになります。

 

この判断次第で会社の収支や売上が大きく変わることもあります。

 

そのため、作業をするという忙しさに加えて精神的な負担も大きくなります。

 

決算は3月に行われる傾向がありますので経理部門が忙しいのは2月から3月までですが、社長の場合は給与や仕入れの調整を行う他の月にも決定事項が出てきて忙しくなることもあるものです。

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