国語で学ぶ述語と動詞の違い

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国語の文法を考えたことがあるでしょうか。

 

普段何気なく使っている母語であっても、その文法構造を正しく理解するためには、きちんと勉強する必要があります。

動詞とは何か

基本的なこととして、動詞とは何かを理解しておくことが大切です。

 

動詞は日本語を構成する品詞の一つで、動作を表す単語を指します。

 

日本語では、時制や文の構造によって、語尾が変化します。

 

国語の文法において、他にも名詞や形容詞など、全部で10種類の品詞がありますが、その中で述語になるのは、動詞、形容詞、形容動詞、助動詞の5つです。

述語とは何か

述語とは日本語を構成する文の一部で、そのための要素としての単語を表す言葉です。

 

文を構成するための要素には、他にも主語や修飾語や接続語などがあります。

 

日本語には全部で10個の品詞がありますが、それらの品詞が文章の中でどんな働きをするかで、文を構成するための役割が違います。

 

同じ品詞であっても、接続語と呼ばれることもあれば、修飾語と呼ばれることもあります。

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国語の文法における違い

では、実際に動詞と述語は何が違うのでしょうか。

 

一番大きな違いは品詞であるか、そうでないかといった違いです。

 

品詞とは、単語の種類のことです。

 

動詞は品詞の一つですが、述語は品詞ではありません。

 

そして、動詞は文脈によって、述語になることもあれば、ならないこともあるのです。

 

もちろん、日本語だけでなく、外国語にも動詞や述語は存在します。

 

ただし、日本語は主語と述語で文章が構成され、述語にはいろいろな品詞が使われる一方、英語は動詞が述語になるので、日本語を学ぶ外国人にはこれらの2つが同じように感じるかもしれません。

 

しかし、そもそもカテゴリーが違います。

具体的な例

例えば、「歩く」という単語を例に考えてみると、わかりやすいかもしれません。

 

「歩く」は動作を表す品詞なので動詞です。

 

この言葉は文によって、その構成するための役割(要素)が変わります。

 

「歩くことが好き。」という文章では、「歩く」は主語になっています。

 

「歩いて図書館へ行った。」という文章では、修飾語です。

 

「歩け、と命令した。」という文章では、独立語となっています。

 

「彼は歩く。」という文章では、「歩く」が述語になっています。

 

このように、文章のどこを構成する要素となっているかで、主語と呼ばれることもあれば、修飾語と呼ばれることもあります。

 

難しく感じるかもしれませんが、国語の面白い点の一つです。

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