書面の対義語はなに?
仕事上の契約や大事な取り決め事などについては、後から認識の違いや決めたことが守られないといった問題が生じることがないように、しっかりと当事者同士で確認をしておく必要があります。
また、通常の連絡についても、情報の漏れや理解不足が生じないように適切な方法を取るべきです。
その点で、文字にして残す、つまり書面で必要事項を伝えるというのはとても大事なことです。
そこで、この「書面」という言葉の意味と共に、対義語としてどんなものがあるのかをチェックしてみましょう。
「書面」の意味と対義語
「書面」というのは、テキスト、文字にして紙などに記したものを指します。
他の言い方としては「文書にて提出する」ということになります。
このように、文書にすることで、単に聞いて確認するだけでなく、文字として見る、視覚的な確認ができるようになります。
また、書面だと保存しやすいので、後に当事者が確認しやすいというのも特徴です。
この書面の対義語となるのは「口頭」です。
「口頭」というのは、当事者の一方が話し、それを相手が聞くだけの関係を指します。
そのため、書面の対義語である口頭確認では、紙に印刷された文書などの形に残るものがないのが特徴です。
そのため、当事者の間でも理解の違いが生じたり、記憶が混乱して問題が生じたりすることもあります。
書面についての他の使い方
このように、基本的に書面は文書に残すという意味において、口頭が対義語となります。
しかし、状況によっては、他の方法や言葉も対義語となるので注意が必要です。
たとえば、企業の株主総会などでは、「書面決議」というものがあります。
これは、株主がすべて一つの会場に集まって決議を採るのではなく、事前に自分の意見や決定について文書を作り、それを送付することで、株主総会に参加するという方法です。
通常は総会を開催し対面で集まることになりますが、株主が海外にいるなどの理由で出席できない、感染症対策などで物理的に集まれないといった時に使われる方法です。
こうしたケースでは、書面決議の対義語として通常開催、対面開催といった考え方となります。
文書で渡すかということと、実際に会うかということの意味の違いを踏まえた理解となりますので、上記の口頭という対義語とは見る角度が違うわけです。
あまり多くはない例ですが、企業活動の中ではこうした使い方もありますので覚えておくと良いでしょう。
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