文庫本にはバーコードが2つあるのはなぜ?

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小売されている商品のほとんどには、何らかのコードが付いています。

 

店員がそれをスキャンすることで、商品名を区別すると同時に価格を見ることができます。

 

ほとんど全ての商品は、バーコードは一つしか付いていません。

 

そのため、シンプルにそのコードを読み取れば商品情報が分かります。

 

しかし、文庫本などの書籍には上下に2つ印刷されています。

 

どうして本には二つのコードがあるのかを知り、日本人の本好きの一面を確認してみましょう。

文庫本にバーコードが2つある理由

まず、文庫本に限らずほとんどの書籍にはバーコードが上下に分かれて2つ付けられています。

 

雑誌にはないものも多いですが、基本的には1つだけというものはそうそうありません。

 

そこで疑問に思うのが、どうして他の商品は1つあれば十分なのに、本だけ付け足す必要があるのかという点です。

 

それは、文庫本を始めとする書籍というのは、種類も販売されている数も非常に多いからです。

 

無数の文庫本が常に発行されていて、それを分類して店舗で販売し、売り上げや金額の管理をするのはかなり大変です。

 

そのため、通常のコードの付け方では対応できないのです。

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そのため、二段構えにして管理できるようにしているということです。

 

ちなみに、コードが複数になっているのは日本独自のものです。

 

それだけ、日本人が本を愛していて、たくさん出版し読んでいるということが分かります。

バーコードの内容

上下にあるコードの上部はISBNもしくは国際標準図書番号と呼ばれるものです。

 

この名称からも分かるように、国際規格によって指定されている文庫本の分類の仕方です。

 

多くの文庫本はこの2つのバーコードの脇に「ISBN」と書かれた上で、数字が羅列して印刷されています。

 

このISBNでは、発行された言語や出版社、書名などの情報を読み取ることができます。

 

2つのうち下部に印刷されているバーコードは、日本図書コードと呼ばれるもので日本国内での識別をするために付けられています。

 

やはりコードの脇、ISBNコードの下に数字と記号での記載がなされていることが多いです。

 

この日本図書コードでは、日本国内でだけ通用する書籍の分類番号が付けられています。

 

この分類番号によって、書店や図書館では本の陳列場所を決める参考としています。

 

そして、価格コードも入っていて出版社が指定する販売価格も記されています。

 

そのため、これらの2つのバーコードを合わせることで、本の種類と価格を完全に知ることができるのです。

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