「補足」と「余談」の意味〜両者の違いとは?

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何らかのテーマで話をしていて、後から何かエピソードや情報を付け加える時に、「補足として」とか「余談ですが」といった表現を使うことがあります。

 

どちらもなんとなく意味は分かるのですが、この2つに違いがあるのか、あやふやなところがあるかもしれません。

 

そこで、それぞれの意味を確認しつつ、どんな違いがあるのかを押さえておきましょう。

「補足」と「余談」の違いは本筋との関係性にあり!

会話の中で使う場合、「補足」というのは、今までに話したことについて不十分だった部分、もしくは根拠や説明が足りなかったことについて、追加して話すことを指します。

 

たとえば、何らかのトラブルについて話していた場合で、当事者同士の意見について述べた後に、補足として「自治体の条例や民法としてはこうした規定がある」といった追加情報を述べることが挙げられます。

 

「余談」というのは、今まで話していたテーマとは違う角度や本筋から離れた内容の話をすることを指します。

 

たとえば、当事者同士のトラブルについて話した後に、余談として、「双方の家庭事情」というトラブルとは直接関係のない話を始めるといったケースが考えられます。

 

もちろん、当事者に関係したことではありますが、トラブルというテーマからは外れるということで、角度を変えた話題となっているわけです。

「補足」と「余談」の使われ方

こうした2つの言葉の意味を理解すると、両者の間に違いがあることが分かります。

 

まず、それまでのテーマとの関係性がどれだけあるかということです。

 

「補足」は、それまでの内容との関連性が深く、考えや根拠などを補強するために行うものです。

 

そのため、場合によっては補足情報がテーマの中で非常に重要な意味合いを持つことがあります。

 

一方の「余談」は、テーマと全く関係がないわけではありませんが、直接的な関連情報ではないという違いがあります。

 

そのため、余談は省いてしまっても問題がないことがほとんどです。

 

また、「補足」は通常、本来のテーマを話した後に付け加えるものですので、後に話す内容となります。

 

一方で、「余談」は本論の前に話されることもあります。

 

たとえば、「余談はこれくらいにしておいて、本論について考えよう」といった例があります。

 

ちょっとした雑談といった雰囲気で「余談」という表現を使うこともあるからです。

 

このように、どの時点で使われる言葉かという角度でも、多少の違いがあると覚えておくと良いでしょう。

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