接待ゴルフのガソリン代の勘定科目はどれを選ぶ?

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接待ゴルフに取引先を招いた場合、帳簿上に記録をつけるのに戸惑うのがそれぞれの費用の勘定科目です。

 

基本的に勘定科目は接待・交際費になるわけですが、状況によりどの勘定科目として扱うかが分かれることもあります。

 

できるだけ有利に扱うために、勘定科目上の仕訳はとても重要です。
そこでどのように扱えばよいかをまとめてみました。

接待ゴルフの勘定科目は接待・交際費

接待ゴルフの場合、それに関わる費用の勘定科目はすべて接待・交際費として扱うのが一般的です。

 

具体的には、ゴルフのプレー代、コンペの会費代、食事代、懇親会などの費用、二次会等の費用、景品代、ロッカー代などが含まれます。

 

これらの費用は雑費として扱うことはできず、接待・交際費として勘定科目に上げる必要があります。

交通費も接待・交際費

ゴルフ場に行く際に発生する費用についてはどうでしょうか。

 

例えばガソリン代や高速代、電車に乗ったのであれば乗車券や特急券代、ゴルフバッグを宅急便で送った場合の運送費、保険に加入した場合の保険料などです。

 

接待ゴルフの場合、ガソリン代などの経費もすべて勘定科目上は接待・交際費として計上するのが一般的です。

 

会社の懇親会で自社の社員をコンペに招待した場合の費用についてはどうなるのでしょうか。

 

一見この場合のプレー代や食事代、懇親会費用、ガソリン代や高速代などはすべて勘定科目の福利厚生費として計上するのが正しいと思うかもしれませんが、これは実は間違いです。

 

なぜかというと、勘定科目上の福利厚生費というのは、経営者、役員、社員すべてが参加できるものでなければいけないからです。

 

もちろん懇親会名目のゴルフに社員全員が参加できるのであれば、勘定科目上プレー代やガソリン代も福利厚生費として計上できる可能性がありますが、基本的には自社の社員をゴルフコンペに招待した場合、勘定科目上の接待・交際費として経費を計上するようにしてください。

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ここで気をつけたいのが、一部の役員や社員だけを懇親会名目のゴルフに招待する場合です。

 

この場合の勘定科目は接待・交際費ではなく、報酬に当てはめられてしまうこともあります。

 

そうなると所得税が発生するので、経営上不利になってしまいます。

 

やはり勘定科目上、接待・交際費として計上するほうが良いでしょう。

 

会社によってはゴルフコンペ以外のウェアやアイアンなどゴルフ関連用品を会社の経費で購入しているところもあるようです。

 

この場合、勘定科目はどうなるのかというと、接待・交際費として計上することはできません。

 

ゴルフは経営上必要なものではないので、このようなケースでは報酬として計上するのが一般的です。

一般的な仕訳方法

ところで接待ゴルフでのガソリン代は接待・交際費として計上することはわかりましたが、一般的にガソリン代はどのように取り扱うのでしょうか。

 

ガソリン代は消耗品費として計上するところが多いですが、例えば出張の場合は旅費・交通費として計上することになります。

 

営業車の使用が少ない企業であれば、ガソリン代を車両費に含めて計上するという方法もあります。

 

ただし先程の接待ゴルフの場合のように、ガソリン代を接待・交際費として計上する場合は、その場合のガソリン代を消耗品費等に組み入れることはできないので注意が必要です。

 

同じガソリン代であっても、使用するシーンによって仕分けが異なるので、帳簿に記録する際には、使用用途をよく把握してから記録すると良いでしょう。

 

これらの仕訳方法を理解していれば、確定申告で税務署から指摘されることはなくなります。

 

できるだけスムーズに申告を終えるためにも、仕訳方法をよく理解して、正しく記録するようにしましょう。

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