清掃用雑巾の購入費の勘定科目仕訳方法
オフィスを管理するためには、実にたくさんの物品が必要となります。
事務用品を始めとする業務に直接必要となるものとは別に、清掃用品も購入する必要があります。
その中には、雑巾があります。
清掃には欠かせないアイテムですし、消耗するものですので定期的に購入する必要があります。
こうしたアイテムは、当然経費として計上することができます。
考えなくてはならないのは、雑巾の支出はどの勘定科目に仕訳するかということです。
また、清掃業者として事業をしていて、清掃用の雑巾の勘定科目仕訳も併せて確認することができます。
オフィスで使う雑巾が少額の場合の勘定科目仕訳
オフィスの清掃のために雑巾を使う場合、他の清掃用品と同じく経費として計上することができます。
これは法人であろうと個人事業者、フリーランスでも変わりはありません。
小さなオフィスで、製造業でない限りは、それほどたくさんの雑巾は購入しません。
少額の経費ということであれば、雑費として勘定科目仕訳をしても問題ありません。
年間を通してもまとまった金額になることはありませんので、この雑費勘定科目でも不透明だと思われることはないでしょう。
もちろん、備考欄に詳細として雑巾や清掃用品などのコメントを記載しておくのは忘れないようにしましょう。
ある程度金額が大きくなった場合は雑費では難しい
上記のように、少額の出費であれば雑費で勘定科目仕訳をするのは問題ありません。
雑費というのはとても便利な勘定科目で、いろいろな勘定科目仕訳がしづらいものを、まとめて歳入することができます。
しかし、便利ではありますが、注意が必要な勘定科目仕訳でもあります。
というのも、本来雑費というのは、仕訳ができないものや使途の区別が付けづらいものを入れる勘定科目だからです。
しかし、ここにたくさんの出費が入ってしまうと、不透明な出費が多いと思われてしまいます。
支出の数だけでなく、金額が大きくなると特にその傾向は強くなります。
そのため、雑巾の購入費用がある程度大きくなったり、他の支出も合わせて種類が多くなってしまったりした場合は、雑費に仕訳をしない方が賢明でしょう。
スポンサーリンクこの場合は、別個に衛生管理費やオフィス清掃費などの勘定科目を作って、そこに仕訳をするのが適切でしょう。
こうすれば、雑巾がオフィスの清掃のためであるということがはっきりと、誰の目にも明らかですし、金額も無理のないものであると理解してもらえます。
雑費に入れるには大きい金額となっていると感じたら、こうした勘定科目の新設を考えた方が無理がありません。
清掃業者が業務のために利用する場合の経費処理
上記のケースは、オフィスや作業場の清掃を自分たちでする場合の出費です。
これとは異なり、清掃業者が業務のために雑巾を使う場合、汚れが激しい作業が多く、雑巾をかなりたくさん使うという場合は、異なる勘定科目の仕訳が必要となります。
勘定科目としては、消耗品費に仕訳するのが適切と言えます。
雑巾は業務に直接必要な物品で、繰り返し購入をするものです。
また、金額としても、個々の品目としては少額の出費です。
そのため、消耗品費として算入するのが最も分かりやすい仕訳の仕方です。
一方で、クリーニングをするための機械を購入する場合には、こうした仕訳が難しいことがあります。
特に10万円を超えるような、ある程度値の張る機械や設備であれば、同じ清掃用のものであっても、減価償却が必要となります。
通常の勘定科目の仕訳、経費処理の仕方が変わってきますので、別途考えるようにしましょう。
このように、業務に直接必要となるかどうか、金額がどのくらいかによって、会計処理の仕方を変える必要がありますので注意しましょう。
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