ホームセンターで購入した材料はどの勘定科目に仕訳をする?

スポンサーリンク

ホームセンターは、一般消費者にとって日常生活の中で必要なアイテムを購入できるショップというだけではなく、法人にとってもちょっとした材料を購入する際に役立ちます。

 

ホームセンターでそういった材料を購入した場合、その費用は勘定科目のどこに仕訳をするのが適切なのでしょうか。

購入した目的によって勘定科目は異なる

ホームセンターで販売されているものは広範囲に及びます。

 

また、何をどんな目的で購入したのかという点についても千差万別です。

 

そのため、ホームセンターで購入したものは必ず勘定科目の特定の科目に仕訳をしなければいけないというわけではありません。

 

どんな目的で何を購入したのかによって、どの勘定科目に仕訳をするのが適切なのかは異なります。

 

例えば業務で何かを建設したり作成する際に、釘やボンド、ビスなどが材料として必要となり、その必要な数量が業者に注文を入れるほどの量ではなかったのでホームセンターに行って購入した、というケースはあります。

 

また、急いでいる時など、業者からの配送を待てないほどすぐに材料が欲しい時に、ホームセンターを利用するというケースも多いのではないでしょうか。

 

業務で何かを作る際に、その材料をホームセンターで購入したという場合は、購入費用は勘定科目では材料費とするのが適切です。

 

釘やボンドなどのアイテムは、消耗するアイテムなので消耗品という勘定科目で処理する企業もありますが、材料費として仕訳けるのが良いのか、それとも消耗品にしたほうが良いのかという点は、ホームセンターで購入したアイテムをどんな目的で使ったのかという点によって適切な勘定科目を選ぶのが良いでしょう。

スポンサーリンク

もしも大量に購入したけれど使い切らずに余った場合にはどうする?

ホームセンターで材料をまとめて購入したけれど、今期に使ったのはその一部分だけで、たくさん残ってしまったという時は、勘定科目ではどのように仕訳をするのが良いのでしょうか。

 

基本的には、材料費として仕訳ける場合には、何かを作る際の材料として使うための購入費用なので、使わなかった分も材料費とするのは疑問かもしれません。

 

その場合には、使った分だけを材料費として勘定科目で仕訳をした上で、購入にかかった費用は資産として計上するのが良しとされます。

 

遅かれ早かれ材料として使うことを目的とした購入だったけれど、今期に使い切る想定量よりもあえて多めにホームセンターへ注文を入れた、という時などには、勘定科目の上でそうした対応が必要になる事があります。

使い切る量だけをとりあえず購入したという時には?

何かを製作している途中で材料が必要となり、金額的にもまとまったものでなかったのでホームセンターに行って購入してきた、という時には勘定科目の仕訳はどうすれば良いのでしょうか?

 

何かを作る際の材料として支出した費用なので、正確には材料費という勘定科目に仕訳するのが妥当でしょう。

 

しかし、その時のニーズを満たすだけの少額出費で、購入した分は全て使い切ったという場合には、材料費として仕訳をしなくても、消耗品として仕訳けるという方法もアリです。

 

金額が小さいし、雑費として勘定科目に仕訳しても良いかな、と考える人は少なくないでしょう。

 

もちろん、金額が小さくて、頻繁に発生するようなタイプの出費でなければ、雑費として処理しても問題はありません。

 

しかし、雑費として処理する際には、最終的に雑費の勘定科目の金額が大きくなりすぎることがないように注意しなければいけません。

 

雑費ばかりが多くなってしまうと、税務調査が入った時にはいろいろと詳しく質問されますし、一つ一つの出費に対して説明をしなければいけません。

 

そうした作業と手間を防ぐためには、できるだけ雑費の勘定科目は使わないように意識することが必要です。

スポンサーリンク