消耗品費で処理するものと仕入で処理するものの違いは?

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会社を動かすための経費として、帳簿に記載する際に用いられる勘定科目はさまざまあります。

 

その中でも、仕入と消耗品費の違いが分かりにくいと感じることもあるかもしれません。

 

正しく経理処理するためには、仕入に該当する物、消耗品費として計上する物をきちんと理解することが重要です。

仕入として計上する物

店頭などで直接お客様へ販売するために購入した物は、仕入品として処理します。

 

物販を行っている店舗では、店頭に並べている値札のついた商品が主に仕入勘定で仕訳されるため、間違いなく分かりやすいでしょう。

 

では、理髪店などの技術に対して価格が定められた店舗では仕入勘定を使用しないのかというと、それは違います。

 

例えば、美容院で髪を染めるために使用するカラー剤などは、お客様の施術に必要な経費として、仕入勘定で処理できます。

 

また、髪の毛を切る際に使用するハサミやクシ、ドライヤーやヘアアイロンなども仕入勘定になります。

 

シャンプーなどの物販を行っている店舗では、お客様に販売する物であれば、仕入として計上します。

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消耗品費として処理するもの

消耗品費とは、会社の業務で使用する備品等の中でも、金額の低いものや短期間で使い切れるものを指します。

 

耐用年数が1年未満、取得金額が10万円未満のものを仕訳する際に用いる勘定科目として使われることが一般的です。

 

商品を販売している店舗では、仕入れた商品に値札やタグを付けることがあります。

 

そういった場合に使う備品は、消耗品費として計上することもできます。

 

直接商品を販売するために必要な物ではありますが、値引きなどで付け替えをすることもある店舗では、耐用年数が短く、金額も比較的安いため、消耗品費として仕訳をして問題はないでしょう。

 

また、レジで利用するレシートの紙なども販売に必要な物ではありますが、常に店舗に置いておく必要のある物として、消耗品費で仕訳することが一般的です。

仕入と消耗品費の違い

直接販売するために付随するものか否かで、仕訳を判断することが一般的です。

 

しかし、税法上特に細かく分類はされておらず、会社で取り決めた勘定科目を用いて処理することができます。

 

とはいえ、会社での経理処理をする上で雑な処理にならないためにも、きちんと定める必要があります。

 

仕入と消耗品費の違いとして、売上先へそのもの自体が渡る物を仕入とし、それ以外の物は消耗品費として処理するといった取り決めをすると良いでしょう。

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