本店勘定は貸方で支店勘定は借方にするのが基本・その理由は?

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支店を持っている企業の場合、本店と支店との間で内部取引をすることもあるでしょう。

 

このような場合、本店勘定と支店勘定を用いて会計処理をするのが一般的です。

本店勘定と支店勘定とは?

本店勘定とは、支店側の会計帳簿に設置するものです。

 

本店と支店の取引を行う際に、支店が本店に対して債権が債務が発生することもあるでしょう。

 

本店勘定とは、これを処理するために用いられる勘定項目です。

 

一方支店勘定とは、本店側の会計帳簿に設置するものです。

 

こちらは本店・支店間の内部取引をした際に、本店が支店に対して発生した債権もしくは債務を処理するための勘定科目です。

本店勘定を貸方にするのは?

本店と支店を比較した場合、本店の方が規模や財政基盤の大きいのが一般的です。

 

そうなると本店から支店に運営資金の貸し付けをすることが多いでしょう。

 

すると本店勘定は貸方、支店勘定は借方になるわけです。

 

本店は支店に対して債権を、支店は本店に対して債務を抱えることになるからです。

 

しかし中には視点から本店に資金を貸し付けるケースも皆無ではないはずです。

 

その場合には支店勘定が貸方になり、本店勘定が借方になります。

 

本店からすれば支店に対する債務を抱えたことになるわけです。

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一方、支店は本店に対する債権を抱えたことを意味します。

 

この場合には、借方と貸方が逆転することもあり得ます。

 

しかし規模から考えると、本店から支店への貸し付けの方が圧倒的に多いはずです。

 

このため、本店勘定が貸方になることが多いわけです。

帳簿のつけ方について

では具体的にどのようにして会計処理をすればいいのか、具体的な事例で見ていくとわかりやすいでしょう。

 

例えば本店から現金100万円を支店に送金して貸し付けた場合を仮定します。

 

この場合、本店は支店に対して、100万円の債権を有したことになります。

 

この場合本店側の帳簿では、借方に支店勘定で100万円、借方は現金として100万円として処理します。

 

一方支店の方の帳簿は本店から100万円の債務を背負ったことを記録しなければなりません。

 

そこで借方に現金として100万円、貸方には本店勘定として100万円と記録して債務の処理を行います。

 

この場合、本店勘定と支店勘定の金額は常に一定になるように帳簿をつけることです。

 

この部分の数字に狂いが生じると、決算書の作成などでミスを引き起こしてしまうからです。

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