神社のお供え物の勘定科目は「雑費」?雑費になる場合とならない場合について理解しよう

スポンサーリンク

神社へお供え物をする時に果物や和菓子を用意することがあります。

 

その理由は、日本の神様も古来より私たち人間と同じ食事を取っているとされているからです。

 

神社に供えられた物は、神主さん達が神前に並べて、その後適切に処理されます。

 

このお供え物ですが、会社の行事として商売繁盛や交通安全などを願って奉納するケースも多くあります。

 

経理担当者としてはどのように仕訳ければ良いのか悩みますよね。

神社のお供え物は雑費で仕訳けるのが正解?

会社で支出や収入などがあった時に必ずつけなければならない勘定科目。

 

会社の経費で神社の供える物を購入した際ももちろん付けなければなりません。

 

勘定科目には色々な種類がありますが、お供え物という部類は特殊な経費にあたります。

 

会社の事業に関係がなく、どの勘定科目にもあたらないため「雑費」とついつい書く人が多いと思います。

 

確かに雑費に分けることも正解ではありますが安易に分類してしまうと、「雑費が多い」と税務署に目をつけられるケースがあるため注意が必要です。

スポンサーリンク

そもそも「雑費」とは、どの勘定科目にも当てはまらないもので、あまり頻度が少ない一時的なものとして通常は仕訳けられます。

 

他のどの勘定科目に当たらなくても、頻度が多い場合は雑費にはなりません。

 

例えばクリーニング代や清掃代は雑費となりますが、毎月1回はこれらを実施している場合は頻度が多いととられるため、雑費と記載するのは避けたほうが無難です。

 

神社に奉納するお供え物も、月1回は必ず購入しているという信仰が厚い会社なら雑費以外の勘定科目を検討しましょう。

神社のお供え物は購入理由により勘定科目が異なる

神社のお供え物は購入頻度の他にも購入理由でも勘定科目を仕訳けることができます。

 

例えば福利厚生の一環で社員旅行に出かけた先で神社に参拝し、お供え物を購入した場合なら「福利厚生費」となります。

 

なぜ福利厚生費となるかの理由としては、社員旅行の費用は旅行中のお供え物の購入費も含むため、福利厚生費として分類しても妥当だからです。

 

この他にも会社の方針で地元と縁を結ぶために神社の祭典に参加してお供え物を購入した場合の勘定科目は「交際費」になります。

 

交際費とは得意先や仕入れ先など会社の事業に関係する人物や会社に対して接待や贈答などをするために支払った費用のことです。

 

会社の交流のために神社にお供えする物を購入したため、これは交際費と分類できます。

 

このように購入理由により勘定科目が異なります。

 

神社のお供え物を勘定科目に分類する際は、頻度と購入理由について焦点を当ててみましょう。

スポンサーリンク