個人事業主のオイル交換はどの勘定科目で処理する?

スポンサーリンク

法人が利用している社用車は、車のメンテナンスの一つであるオイル交換をしたら、その費用は勘定科目に分類しなければいけません。

 

それは、個人事業主でも同じです。

 

もしも個人事業主が車のオイル交換をした場合には、かかった費用は勘定科目でどこに仕分けたら良いのでしょうか?

オイル交換の勘定科目は消耗品費がベスト

個人事業主なのか法人なのかに限らず、ビジネス目的で使っている車のオイル交換にかかる費用は、消耗品費という勘定科目で処理するのがベストです。

 

車のメンテナンスにおいては、タイヤ交換なら修繕費として処理し、車両購入なら車両費、ハイスペックなパーツを購入したら、それは固定資産として計上するなど、さまざまな勘定科目が考えられます。

 

車のオイル交換というメンテナンスに関しては、消耗品であるオイルを購入するので、消耗品費の処理で、勘定科目としては問題ないでしょう。

 

もしもディーラーやカーショップに車を持ち込んでオイル交換をお願いする際には、オイル購入費用に加えて、交換手数料がかかります。

 

この交換手数料に関しては、人件費ということになるので、支払手数料として処理するのが妥当です。

スポンサーリンク

しかし、ディーラーやカーショップは、車のオイル交換を原料費と工賃含めていくら、と価格設定をしている所が多く、オイル代がいくらで人件費がいくらという細かい内訳は、レシートにも領収書にも記載されていないことがあります。

 

その場合には、どちらもまとめて消耗品費として勘定科目処理しても、問題はありません。

雑費として処理するのはアリ?〜個人事業主でも避けておくのが無難

まとまった金額になることが少ないオイル交換にかかる費用は、雑費として処理することも可能です。

 

オイル交換費用や車のメンテナンス費用を雑費として勘定科目処理するのはNGという税法があるわけではないので、統一性があれば雑費として処理するのもアリです。

 

ただし、雑費として処理することは、税務調査で指摘されやすい勘定科目ということは覚えておきましょう。

 

税務調査が入った場合に、最初に指摘されるのは雑費の内訳です。

 

これは、個人事業主だからと言って容赦してもらえるわけではありません。

 

あれもこれも雑費として処理すると、雑費の額が大きくなりすぎて、税務調査が入りやすくなります。

 

そのため、少しでも雑費を減らして勘定科目を見やすく整理・管理するためには、消耗品費として処理するのが良いかもしれません。

スポンサーリンク